本文へスキップ

debuff vs KAPLAY ​

KAPLAY と debuff はどちらも 2D ブラウザゲーム向けの小さな JavaScript ツールキットで、どちらも遊べるゲームまで素早くたどり着くことを目指しています。KAPLAY は Kaboom.js の系譜を受け継ぎ、親しみやすいコンポーネント API とオンラインのプレイグラウンドを備えています。debuff は決定的なテストとコーディングエージェントとの協働に重きを置いています。2026 年 10 月時点での比較です。

結論から ​

いちばんやさしいスタートが欲しいなら KAPLAY を選びましょう。遊び心のある API、サンプル豊富なブラウザのプレイグラウンド、確立したコミュニティがあります。決定的なテスト、ファズ、実行中のゲームにアタッチできるエージェントが欲しいなら debuff を選びましょう。

ひと目で比較 ​

debuff 0.2KAPLAY 3001.0.19
ライセンスMITMIT
言語TypeScriptJavaScript、TypeScript 対応
API のスタイルupdate と render を持つシーン、イミディエイトモードの描画コンポーネント(pos、area、body)で組み立てるゲームオブジェクト
物理タイルとの当たり判定シンプルなボディ物理と当たり判定を内蔵(README)
ブラウザで試すdebuff.jp のサンプル90 以上のサンプルがある KAPLAYGROUND
ランタイム全体(brotli)20 kB(debuff の全パッケージ)59 kB(kaplay.mjs)
テストシナリオ、スクリーンショットのベースライン、ファズ自分で用意
コーディングエージェント実行中のゲーム向けの MCP サーバー、AGENTS.mdllms.txt なし(404)、公式 MCP は見つからず
コミュニティ小さい確立している(Discord、subreddit、itch.io のゲームジャム)
ランタイム全体のダウンロードサイズ、brotli(kB、小さいほど良い)
debuff20 kB
KAPLAY59 kB

各ライブラリのビルド済みバンドル全体(debuff の全パッケージ、kaplay.mjs)を brotli で圧縮し、2026年10月17日に計測しました。ツリーシェイキングしたゲームはさらに小さくなります。

KAPLAY の安定版は 3001 系で、v4000 のプレビューが npm の next タグで公開されています。

KAPLAY が強いところ ​

  • 最初の 1 時間。 コンポーネント API はほとんどゲームの説明文のように読め、KAPLAYGROUND なら何もインストールせずに試せます。
  • 組み込みのゲームプレイ補助。 ボディ、当たり判定、ステートマシン、画面揺れのようなエフェクトが関数呼び出し1つで使えます。
  • コミュニティ。 Kaboom のユーザー層を受け継ぎ、活発な Discord と定期的なゲームジャムがあります。

debuff が違うところ ​

  • 決定性。 debuff は固定ステップのクロックとシード付き乱数で動くので、同じ入力からは同じゲームが生まれます。シナリオ、正確なリプレイ、ファズが成り立つのはこのおかげです。
  • テストが組み込み。 npm test はスクリーンショットのベースライン付きでシナリオスクリプトをヘッドレス実行します。npx debuff fuzz はランダム入力でプレイし、クラッシュやスタック状態をそれぞれ再現するシナリオとして保存します。
  • エージェント向けツール。 KAPLAY の AI ガイドはコーディングエージェントではなくゲーム AI(ステートマシンやルールシステム)についてのものです。debuff には MCP サーバー、すべての新規プロジェクトに入る AGENTS.md、tune-feel や fix-errors といったワークフローがあります。エージェント比較の記事もどうぞ。
  • 型付きパラメータ。 手触りに関わる値には型、範囲、単位があり、開発オーバーレイにスライダーとして表示され、エージェントがその範囲内で調整できます。

どちらを選ぶか ​

学習、友だちとのゲームジャム、画面に何かを出すまでの最短ルートなら、KAPLAY は素晴らしい選択です。最初からテストとエージェントをループに入れたいなら、debuff を試してみてください。

bash
npm create debuff@latest my-game