debuff vs PixiJS
PixiJS は 2D レンダラーで、ウェブで最速クラスのひとつです。debuff は小さなゲームツールキットで、レンダラー、ゲームループ、入力、オーディオ、アセット、テスト、エージェント向けツールを揃えています。重なるのはスプライトを描くところだけで、ほかはほとんど違います。2026年10月時点での比較です。
結論から
速くて成熟したレンダラーが欲しくて、残りは自分で選ぶのが苦にならないなら、あるいはインタラクティブなグラフィックスや UI 中心のアプリのようにゲームではないものを作るなら PixiJS を。ゲームループ、入力、テスト、エージェント向けツールがひとまとまりで欲しいなら debuff を選んでください。
ひと目で比較
| debuff 0.2 | PixiJS 8.22.0 | |
|---|---|---|
| ライセンス | MIT | MIT |
| 言語 | TypeScript | TypeScript |
| 何なのか | ゲームツールキット | レンダラー(pixijs.com) |
| ゲームループ、シーン、入力 | 内蔵(固定ステップのクロック、シード付き乱数) | 自分で用意 |
| オーディオ、UI | @debuffjp/audio、@debuffjp/ui | 別ライブラリ(@pixi/sound、@pixi/ui) |
| レンダリング | WebGL2、Canvas 2D フォールバック | WebGPU と WebGL |
| 60 fps で描けるスプライト数(私たちのベンチマーク) | 800,000(draw.sprites)、100,000(draw.sprite) | 200,000(ParticleContainer)、50,000(Sprite) |
| ランタイム全体(brotli) | 20 kB(debuff の全パッケージ) | 185 kB(pixi.min.js) |
| テスト | シナリオ、スクリーンショットのベースライン、ファズ | 自分次第 |
| コーディングエージェント | 動いているゲーム向けの MCP サーバー、AGENTS.md | llms.txt、llms-full.txt、公式スキル |
| コミュニティ | 小規模 | 大規模(GitHub スター約 48k) |
debuff20 kB
PixiJS185 kB
各ライブラリのビルド済みバンドル全体(debuff の全パッケージ、pixi.min.js)を brotli で圧縮し、2026年10月17日に計測しました。ツリーシェイキングしたゲームはさらに小さくなります。
描画速度
debuff は spryte で描画します。同じマシンで PixiJS 8 と同条件で比べ、両者が同じピクセルを描くことを確認したうえで、交互に3ラウンド計測しました。
draw.sprite対Sprite:bunnymark で 2.8倍速、回転・スケール・色合い・4枚のテクスチャを変化させると 3.3倍速。draw.sprites対ParticleContainer:位置だけなら 2.0倍速、すべてのパーティクルのスケール・回転・色合い・アルファが時間とともに変わると 3.8倍速。
手法、生の数値、注意点(マシンは1台、スマホはまだ)はベンチマークのページにあり、自分でも実行できます。
PixiJS が強いところ
- 描画機能。 WebGPU、フィルター、マスク、テキスト描画、Spine、そして大きなプラグインのエコシステム。
- 成熟度と普及。 ゲーム、広告、インタラクティブなサイトで何年も本番運用されてきた実績と、大きなコミュニティ。
- エージェント向けドキュメント。 PixiJS は llms.txt と、v8 向けの公式スキルのリポジトリを公開していて、Claude Code のプラグインとしてインストールできます。エージェント向けの、最新でよく手入れされたドキュメントです。
- 柔軟さ。 ゲームの構造を押しつけないので、アプリやフレームワークにすんなり組み込めます。
debuff が違うところ
- ゲームツールキット一式。 ループ、シーン、アクションのバインディング付きの入力、オーディオ、タイルマップ、トゥイーン、パーティクルが揃っていて、ランタイムはずっと小さいです。
- ゲームのためのテスト。 固定ステップとシード付き乱数で実行が決定的になるので、
npm testでスクリーンショットのベースライン付きのシナリオを回せて、npx debuff fuzzはクラッシュをすべてリプレイとして保存します。 - ゲームが見えるエージェント。 PixiJS 向けの MCP サーバーは見つかりませんでした。debuff の MCP サーバーなら、エージェントはあなたが開いているゲームにアタッチできます。あなたがフラグを立てた場面を読んで
game_replayで再現し、元に戻せる型付きパラメータも調整します。エージェント比較の記事もどうぞ。
どちらを選ぶか
大きなアプリの中のレンダラーが必要なら、あるいは PixiJS の描画機能が必要なら PixiJS を使いましょう。小さなゲームを作っていて、スタックの残りも込みで欲しいなら、debuff を試してみてください。
bash
npm create debuff@latest my-game